感染症対策が常に求められる時代となり、多くの施設で常時換気が行われるようになりました。これまで換気システムが脆弱だった施設では、新規導入も進んでおります。しかしそれによって空調負荷は上がる一方です。せっかく加熱・冷却した室内空気をすぐに捨てなければならず、快適な室内環境と感染対策を両立するためには、空調のためのエネルギーを垂れ流すような状態になってしまいます。加えて原油などの物価高騰が追い打ちをかけ、エネルギーコストは企業の経営をさらに圧迫しています。
そんな中、当社では地下水や排熱、独自の小型チラー水などを熱源とした空調システムで、圧倒的ローコストかつ大風量の換気システムを実現し、エネルギーコストに悩まれてきた多くのお客様にご利用いただいております。

全量換気を行うのにむしろ省エネ?!
当社の大風量換気システムは、地下水などと空気の熱交換だけで空気を冷却する究極のエコ空調です。
吹出温度は、室温30℃の時に地下水温+2~3℃程度、つまり20℃以下の冷風を送ることが可能です。熱源は自然の地下水や排熱を利用するため、電力はファンとポンプのみで済むため、通常のエアコンに比べて90%以上の電力削減が可能です。
これを使って全量換気を行うことで、常にフレッシュかつ温湿度コントロールがなされた空気を得ることができます。弊社従来技術の全熱交換システムなどに比べても圧倒的に快適かつリーズナブルという夢のようなシステムです。
<基本システム原理>

室内の冷却、及び冷房負荷低減を図ったり、発熱機器の保護・効率アップが図れます。工場の空調、大型施設の空調、陽圧管理が必要な食品工場などにも最適です。
<ピークカットにより年間の電力契約を見直そう>
日本の電力需要は夏期が大きいため、冷房負荷を重点的に下げることで、ピークカットにより、年間を通じて大きな経費削減効果が得られます。
既設の空調機の負荷軽減にもなるため、地下水ダイレクトクーラーのデマンドカットに対する効果は非常に大きいものとなります。

<工場での導入イメージ>

メインシステムにより大風量の調温調湿を行い、その風を室内ファンで工場の各所に届け、部分的に小型のエアコンで補う方式を基本とします。これによりエアコンと同等の室内空間を実現しながら、全量大風量換気を行いながら省エネを実現することになります。
<エアハンドリングユニット式 一般施設対応大風量空調システム>

700~1,200m3/minの設計例を有しており、当社で任意の設計が可能です。熱源としてヒートポンプなども組み合わせ可能で、環境に合わせたご提案を致します。
多様な熱源を利用可能。暖房もOK
2種類の熱交換ユニットを独自に組み合わせることで、地下水だけでなく様々な熱源を効率よく利用できます。専用空冷チラーは地下水が得にくい地域でも大幅なコストダウンが可能です。排熱や太陽熱を組み合わせた暖房利用も実現しています。

お気軽にお問合せ下さい
施設の実情に応じたご提案をさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談ください。